[DoLの魅力研究6] ネタバレ規制はなぜユルイ?


ゲーム作家の個性が一番顕著に現われるのは、ネタバレに関する
寛容度だと思います。ある程度以上プレーヤーが増えて、
プレーヤー同士の交流が盛んになると、この問題は必ず発生します。

考え方は色々ですが、ある程度以上のユーザーがいると
「ネタの公表を一切するな!」という厳しい規制は成功しません。
ヘタな規制はむしろ不法サイトや改造の話題を盛り上げるだけで終ります。

過剰な規制はしないのが、賢いやり方でしょう。
大手メーカーの人気ゲームだと、最初から公式ガイドブックに
殆ど全ての情報を載せ、アングラ・ユーザーに荒らされる前に
ネタをお金に換えてしまいます。

そもそもネタバレが有ったからと言って、レアアイテムは簡単に、
入手できないとか、入手したからと言って、攻略の醍醐味は損なわれない様に
作っておくのがゲーム本来のあり方でしょう。

ゲーム作者の中には、ユーザーとの交流を一切経ったまま、
規制だけ強化する人もいます。本家サイトから関連サイトへの
リンクは一切貼らない。BBSにURLの文字列を貼るとエラーになる。
という処置をする作家も存在します。

(最近はネタバレ規制と言うより、ブラクラやスパム対策として、
この処置を行う場合もある様です。コレは仕方ないですけど。)

規制だけ強化しても悪質なプレーヤーへの対策にはなりません。
一般ユーザーの気持が離れるだけで終ります。利用規約などは、
違反者を相手に訴訟する覚悟が無ければ、ただのハッタリです。
法務セクションを完備した大企業のサイトならともかく、
普通、知的財産の保護は性善説に立たないとできません。

また仮に悪質なプレーヤーを規制できたとしても、善意の無責任まで全て
管理対象にする事は不可能です。善意の無責任というのは、うっかり
バラしちゃったとか、あとタイヘンなのは、ユーザー側のPCや通信環境に
起因するエラーを、いちいちバグだと言って騒ぎ立てる人です。

マニュアルや関連サイトの既出情報を、自分で調べる気の無い
「教えて君」なんかも荒らしと同じですね。
こういう人はむしろ、ユーザー同士で注意を促してもらう方が良いわけです。

これらの困ったチャンが出現した時に一肌脱いでくれるのは、
関連サイトの管理人の様なファンの人達です。
この人達は初心者の育成にも力を貸してくれるオピニオン・リーダーなわけで、
上手に取り込むのが、賢いやり方です。

有償・無償を問わず、何らかのサービスを普及させたいなら、
非公式の口コミを最大限に活用するのがマーケティングの常識です。

そういうわけで、DoL本家サイトのリンク集では、
思いっきりネタバレなサイトが一番上の目立つ位置で紹介されていながら、
神の入手に関する秘密だけは、ちゃんと守られています。