右玉講座by saiitiH27.08.01 例会

 saiitiさんにより、リレー対局のために行われた右玉講座です。
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 棋力向上にお役立て下さい。

対居飛車戦

次に▲6六歩と角道を止める

対居飛車・対振り飛車、それぞれへの序盤の右玉組み方です。
ざっといきます。

まず、一般的な対居右玉から。
(右玉側が後手。見やすいよう図は先後逆。)
△8四歩 ▲7六歩 △3四歩
この展開なら ▲6六歩と、
角道塞いで右玉で組めると思います。

▲6六歩 △7二銀 ▲7八銀 △5四歩 ▲6七銀 △8五歩 ▲7七角 (飛車先交換を阻止)

△5二金右 ▲2六歩 △3二金 ▲4八銀 △4二銀 

▲4六歩 △4一玉 ▲7八金 △3三銀

▲3六歩 △4四歩 ▲4七銀 △4三金 ▲5八金

△7四歩 ▲3七桂 ▲2九飛(先手が二手指?)

△4二角 ▲4八玉 △3一玉

▲2五歩 △5三銀

こんな感じ。
これは普通なんで、わかると思います。

対居飛車 角交換パターン

角交換された局面

(後手番からの開始)
△3四歩 ▲7六歩 △8八角成 ▲同銀
と角交換された局面

△2二銀 ▲7七銀 △6二銀 ▲4八銀

△6四歩 ▲7八金 

△6三銀 ▲4六歩 △3三銀 ▲3六歩

△5二金右 ▲4七銀 △3二金 ▲3七桂 

△7四歩 ▲5八金

△4二玉 ▲4八玉 ▲2九飛(先手が二手指?)

これも角交換からこういう形目指すところ
まれに相右玉もありますけど
それでもリレーだと右にしちゃってください

まあ、対居飛車は普通なので
この程度で終わらせます

対四間飛車

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩まで

右玉側が先手番としていきますね。
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩

以下の手順で組んでいきますが
途中で「△4五歩」と突かれるパターンがあります
それは後でいいます

△4四歩 ▲4八銀 

△4二飛で四間飛車となった

△4二飛 ▲2五歩

△3二銀 ▲3六歩 △3三角

▲3七桂 

△6二玉 ▲3八金

△5二金左(この手に代えて△4五歩と指す手は後述)
▲4六歩

△7二銀 ▲4七銀

△7一玉 ▲6六歩 △8二玉 ▲7八銀

△9四歩 ▲9六歩 ▲6七銀(先手が二手指?)

△4三銀 

▲4八玉 △6四歩

▲2九飛 △7四歩

▲6八金 △6三金

▲7七桂 △7三桂 

△5四歩(後手が二手指?)

普通に組んでくれた場合
こんな感じです

ここからの攻め筋としては

▲9七角と端角に据える

▲5六銀 △3二飛 ▲9七角

△51角 ▲六五歩

みたいな感じ
五分くらいだと思ってます

対四間飛車 △4五歩突いてきたパターン1

△4五歩 ▲5六歩に △4六歩と後手から歩交換する場合

△4五歩と突かれる前(▲3八金)の局面

初手からの指し手
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩  ▲4八銀 △4二飛 ▲2五歩 △3二銀  ▲3六歩 △3三角 ▲3七桂 △6二玉  ▲3八金

このとき△4五歩と突かれる時があります

これ実際どうしてるのかっていうのは
糸谷プロの棋譜ないので、自己流なんですが
右玉にできないので、左にいきます

△4五歩 ▲5六歩まで

△4五歩 ▲5六歩

▲5六歩に対して、後手から歩交換してきた場合

△4六歩 ▲同歩 △同飛 ▲4七銀

△4二飛車 ▲4五歩

△7二玉 ▲6八玉 △8二玉 ▲7八玉 △5二金左

▲5五歩 

△7二銀

▲4六銀 △4三銀

▲4七金 △6四歩

と、こんな感じで組んでます
4筋交換されましたけど
4五に位を取れるのが主張点
いい勝負だと思います。

対四間飛車 △4五歩突いてきたパターン2

▲5六歩に後手から歩交換しない場合

▲5六歩まで

交換してこなかった場合は
▲5七銀とあがってます

△5二金(この手に代えて△4六歩ならパターン1へ)
▲5七銀

△7二玉 ▲6八玉 △8八玉 ▲7八玉

▲5五歩と 角道を止めた局面

△7二銀 ▲5五歩

交換してこなかった場合 ▲5五歩で角道止めてます

△6四歩 ▲9六歩 △9四歩

△7四歩

▲5六銀と上がる 後手の4五の歩が狙い

▲5六銀 
狙いとしては、これで後手の4五の歩を狙います。

△4六歩

△4六歩なら、▲4五桂が角にあたって

△4六歩と指した局面

▲4五桂

角が逃げるなら▲4六歩と指します。

△47歩成なら、

△4七歩成 ▲3三桂成 

△38と ▲4二成桂

△2八と ▲3二成桂

激しくなりますけど
駒得 みたいに指してます
この局面似たようになったの結構あるので
有力だと思います

対四間飛車 別の急戦パターン1

初手からの指し手
▲七六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲2五歩 △3三角 ▲4八銀 △4二飛 ▲3六歩

△5二金 ▲3七桂 

△4二玉 ▲ 4六歩 △7二銀 ▲4七銀 △7一玉 ▲3八金

△8二玉 ▲7八銀 ▲6六歩(手数は合っているので二手指ではない)

△4三銀 ▲4八玉 △6四歩

▲4七銀 △5四銀

▲7七桂まで

▲7七桂

こういう形の時
少し陣形が違うときもありますけど
△4五歩と、突かれるときがあります

△4五歩に▲同歩と応じた局面

△4五歩 ▲同歩

△同銀 ▲同桂

△同飛

(別の急戦パターン2へ)

対四間飛車 別の急戦パターン2

初手からの指し手(一例)
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛 ▲3六歩 △3二銀  ▲2五歩 △3三角 ▲3七桂 △4三銀 ▲4六歩 △5四銀 ▲4七銀 ▲3八金(二手指)

さっきのもあるんですけど
どっちかというとこっち

△7二玉 ▲7八銀 △5二金左

▲6七銀

△4五歩と仕掛けた局面

△4五歩

銀桂交換の急襲(図は△4五同飛まで)

▲同歩 △同銀 ▲同桂 △同飛

このパターンの急戦が一応あります。
駒得はするんですけど、▲4六歩と応じると、 △8五飛 ▲7八金に、△5五桂が残っていて、この進行だと微妙です

△5五桂で微妙な進行になった局面

▲4六歩 △8五飛 ▲7八金 △5五桂

図は再掲 △4五同飛まで

なので、この局面では、
▲5六銀とあがってます

▲5六銀 △4二飛 ▲4六歩

一応これで駒得なので、 まあまあさせるかなと

△5五桂まで

△5五桂

△5五桂あったりするんで、 実は駒割り五分にされるんですけど悪くはないです。
四間飛車の序盤怖い筋は、こんなところです。
大分駆け足でしたが、だいたいの組み方わかってもらえればいいので、 では中飛車いきます。

対中飛車

中飛車の出だし

初手からの指し手
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩

▲4八銀 △5二飛

▲4六歩 △5五歩 ▲4七銀

△6二玉 ▲2五歩 △3三角 ▲3六歩

△4二銀 ▲3七桂

△5三銀

▲6六歩 △5四銀 ▲7八銀

△7二銀 ▲6七銀 △7一玉 ▲3八金 △8二玉

▲3八玉 △6四歩

みたいな感じで、
対四間より中央先に固めるイメージですね

あと、右玉 共通なんですけど
これ簡単に6筋交換させないでください
されると大分作戦負け

△6四歩には▲7七桂と跳ねる

▲7七桂

△6四歩には▲7七桂と覚えてください

中飛車はそんなに序盤怖いのすくないので
普通に組んでいただけたら大丈夫かと思います

以下 進行例

△5一飛 ▲2九飛 △9四歩

▲9六歩 △5二金

▲6八金 △6三金

▲9七角と端角に据える

▲9七角

△7四歩 ▲七五歩 △同歩 ▲同角

△7四歩 ▲8四角

△4四歩 ▲7六銀

△4一飛 ▲7五歩 △同歩 ▲6四歩

△6二金引 ▲6五銀 △同銀

▲6五同桂 

こんな感じならちょっといいですね
端角の攻めが基本だと思ってるので
それが成立するときは行くべき

対ノーマル三間飛車

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩まで

初手よりの指し手
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩

ではノーマル三間

△4四歩 ▲4八銀 △3二飛

▲2五歩 △3三角

▲3六歩 △4二銀

▲4六歩

結構怖い筋ありまして
ここで先に▲3七桂と跳ねたりすると

先に▲3七桂と跳ねた局面

△何か他の手を指す ▲3七桂

△4五歩で仕掛け筋に嵌まった局面

△35歩 ▲同歩 △4五歩

という仕掛け筋があります。
これもそれなりに難しいですけど、 わざわざこんなことはしたくないので、 できない組み方にしましょう。

▲4六歩まで(再掲)

▲4六歩

△6二玉 ▲4七銀
先に銀あがります。
ここで桂あがるとまたさっきの筋があるので

△何か他の手を指す ▲3八金

金あがって

△7二玉 ▲3七桂

最後の桂はねる

これだとさっきの筋はむちゃなので普通に組めます
対三間はここさえ守っていただけたらOKです

あと石田流は右玉無理なので
普通に組んでください

対石田流

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩まで

初手からの指し手
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩

一応、一例を挙げます

△3五歩には▲6八玉

△3五歩 ▲6八玉
(右玉を手放します)

△4四歩 ▲4八銀 △3二飛

▲4六歩 △4二銀 

▲4七銀 △6二玉 ▲7八玉

△5二金左 ▲2五歩

△3四飛

▲5八金右 △7二銀 ▲9六歩 △9四歩

▲何か他の手を指す △7一玉 ▲6八銀 △8二玉

▲5六歩 △4三銀 ▲5七銀

△3三桂 ▲6八金直 

△5四銀

▲3八飛と3筋へ回った局面

▲3八飛

△1三角 ▲3六歩 △同歩 ▲同銀

△3五歩 ▲27銀 △6四歩 ▲2六銀 △7四歩

▲1五歩 △同歩 ▲1四歩

△1四同歩 ▲1五香

大分すすめちゃいましたけど
こんな感じです

舟囲いにしましたけれど
美濃などもあるとは思います

角交換振り飛車

△8八角成まで

初手からの指し手
△3四歩 ▲7六歩 △8八角成

角交換振り飛車ですけど
局面でいったら
五分五分くらいだと思いますけど
自分から打開しにくいので
個人的にはやらない程度です
右玉でいきましょうか

▲8八同銀 △2二銀 ▲7七銀

△3三銀 ▲4八銀 

角交換四間飛車に

△4二飛

▲4六歩 △6二玉 ▲3六歩

△7二玉 ▲7七桂 △5二金左

▲4七銀 △8八玉 ▲2九飛

△7二銀 ▲3八玉 △4四歩

▲3八金 △6四歩 ▲6八金 

△7四歩 ▲6六銀

△6三金 ▲7七桂 △5四歩

こんな感じかなとは思いますが、普段やってるわけではないので、 序盤の細かい筋はわからないです。
たぶん組めるとは思います

デメリットとしては銀の位置。
6七に行けないので左桂使おうと思ったら こういう形にしないといけない。
で5筋もどっかのタイミングで突かざるを得ない。
そして銀の位置と角手持ちという関係で自分から攻められない。
完全なカウンター狙いといったところ

しかしメリットとしては、最初から角交換してるので、 打ち込みのすくない右にするのは、「一理ありそう」といったところ。

質疑応答

なにか聞きたいこととか、ありますか?

Question :
先手番と後手番で、注意することはありますか?

Answer :
それほどシビアなものではないので、そこまで気にしていただかなくていいと思います。
力将棋になるので相居飛車の定跡とは異なり、シビアにはなりにくいです。

Question :
どのかたちが、よくでそうとか、ありますか?

Answer :
それは相手によるので、主導権は向こうなので、何とも言えないです。
ただ対振り右にできたら、こっちはほぼ同じ感覚でさせるのがメリット。
どの場所振られても、普通に組めたら、感覚的にはどれも大きな違いはないです。
相居飛車に関しては、相手しだいというしかないですね。

Question :
角交換振り飛車に、▲8六銀から端攻めをよくします。
あまり成功しないんですけど>< そうゆうのもありかと。。。

Answer :
成立するかどうかはわからないです。リスクはめっちゃ高いと思います。

Question :
▲9九飛〜▲8五桂と跳ねてということですか。

Answer :
▲9九飛は、△9八歩~△8九銀で、なかなかうまくいかない
反動めちゃくちゃきついですね。善悪はわからないですけど。

Question :
たんに95歩同、同銀とか。。。笑

Answer :
なくはないと思いますけど怖いですね
こうなってたらもうきついですし


手数関係がわからないですけど、こんな感じでカウンター狙いのが無難かなと。

旧来の右玉の形 なぎ流の感じで、 ▲8八銀~▲7七銀〜▲6六銀〜▲5七銀といった感じで。
ただ本当にこれ自分から仕掛けられないので、その辺は覚悟でやるということで。

Question :
逆に、相手からの攻めはどんなのがありますか?
カウンターを狙うとしたら。

Answer :
うーん、難しいんですよね。
ここまで組み上がると互いに仕掛けが難しい。
力戦としか言いようが、なくなっちゃいます。

お疲れ様でした。