受信契約ってなんだろ〜?





★日常は契約がイッパイ

契約にはいろいろな種類があります。そして、実は我々がリンゴ1個買うのも契約行為なんです。
申し込み:「リンゴ買いたい」
承諾:「いいですよ」

これで契約成立です。または逆のパターンもあります。
申し込み:「リンゴ100円で買いませんか?」
承諾:「いいですよ」

これで契約成立です。
こういう契約を売買契約といいます。

このように、我々の日常には「契約」というものが必要不可欠となっております。
我々が職場で働くのも「雇用契約」ですし、マンションに住むためには賃貸契約を締結します。


★受信契約は何契約?

契約を大きく分けると典型契約・非典型契約に分けられ、典型契約は

売買契約交換契約贈与契約消費貸借契約使用貸借契約賃貸借契約・雇用契約
・請負契約・委任契約・寄託契約・組合契約・終身定期金契約・和解

の13種類に分けられます。
受信契約はこの13種の契約のうち、どれに該当するのでしょうか?

NHKは受信料について
『受信料は「視聴」の対価ではなく、見る・見ないに関わらず
支払わねばならない
「特殊な負担金」である』との見解を発表しています。
すなわち、受信料と言うものは、売買契約のように双方が債務を負担するようなものではなく、
視聴していなくても片方が債務を負担しなければならないのです。
こういう
「契約者の一方だけが債務を負う」契約を「片務契約」といいます。
片務契約には贈与契約・消費貸借契約・使用貸借契約・無償委任契約・無償寄託契約
などがありますが、
受信契約は貸借契約でも委任契約でもありません。
物の保管を頼むわけでもありませんから寄託契約でもありません。
残るは
「贈与契約」だけということになります。


★贈与契約に関する法令

民法549条
贈与は当事者の一方が自己の財産を無償にて相手方に与える意思表示をし、
相手方が受諾を為すによりてその効力を生ず。
民法552条
定期の給付を目的とする贈与は贈与者または受贈者の死亡によりて
その効力を失う。
民法169条
1年またはこれより短い期間をもって定めたる金銭その他の物の給付を目的とする債権は
5年間これを行わざるによりて消滅す。


★ということは?

受信料は負担金であり、受信契約は負担金定期贈与契約であります。
ということは、

1.契約者が死亡した場合、受信契約の効力は終了する。

2.5年間NHKから訴えられたりしなかったら5年前の受信料は時効で消滅する。

ということになります。






データ:

売買契約とは、売主が財物や権利を売ろうと意思表示し、
買主が買おうと意思表示したときに成立する。


交換契約とは、当事者が互いに金銭以外の財産権を取り替えて
移転し合うことを約束することにより成立する。


贈与契約とは自分の財産を無償でやろうと意思表示し、
相手方がもらおうと意思表示したことにより成立する。


消費貸借契約とは、貸主が借主に対して、金銭・米・麦などの代替物、消費物を貸し、
借主がこれと種類・品質・数量の一致するものを返すことを約束し、借主が現実に
それらの物を受け取ることによって成立する。


使用貸借契約とは、無料で物を借りて使用したり収益した後、その物を変換することを約束し
借主が貸主からそのものを受け取ることによって成立する。


賃貸借契約とは、貸主が借主に目的物を使用・収益させることを約束し、
借主が賃料を払うことを約束することによって成立する。


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