'70~'80'S ARCADE VIDEO GAMES FONT MUSEUM

ナムコのアーケードビデオゲームで使われてきたフォント(1文字8×8ピクセルタイプ)を紹介しよう。 ナムコ初期のビデオゲームで使われた独特の字体は「ナムコフォント」と呼ばれているが、元々は米国アタリ社が開発されたものである(米国アタリ社が1978年に発表された「スーパーブレイクアウト(後のブロックくずし)」がナムコフォント初採用作品)。 1980年代初頭、ナムコの代表作「ギャラクシアン」「パックマン」の大ヒットにより、ナムコフォントはナムコのみならず、他社の作品までにも広がっていくのであった。

↑「スーパーブレイクアウト」(1978年米国アタリ社作品)で使用されたフォント一覧。ナムコは「スーパーブレイクアウト」の日本での販売権を取得し、 その後、ナムコ初のビデオゲーム「ジービー」にこのフォントを使用されることになり、「ナムコフォント」が誕生した。©Atari Inc.

↑1978年に発表されたナムコ初のアーケードビデオゲーム「ジービー」で使用されたフォント一覧。この作品がナムコフォントの出世作になった。

↑ナムコ作品にも必ず、お蔵入りした作品も存在。1980年に制作されたもの、リリースされなかった幻の3作品(左から「ナバロン」「海底宝探し」「SOS」)で使用されたフォント一覧
後に、ナムコの初期ビデオゲーム「ギャラクシアン」「パックマン」の爆発的大ヒットにより、ナムコフォントは他社の作品にも広がり、多数使用されてきた。
タイトー=ロッククライマー、フィッター(以上1981年)、ジョリージョガー(1982年)、ニブラー(1983年、開発元=ROCK ORA)、フェアリーランドストーリー、影の伝説、女三四郎(以上1985年)、アルカノイド、バブルボブル(以上1986年)、ラスタンサーガ、ダライアス、コンティネンタルサーカス、エグジーザス、オペレーションウルフ、プランプポップ、レインボーアイランド、アルカノイド2(以上1987年)、レイメイズ、地獄めぐり、ファイティングホーク、オペレーションサンダーボルト(以上1988年)、 インセクターX、カダッシュ、バトルシャーク、ヴォルフィード、マスターオブウェポン、アーケードビデオゲーム版スーパーマン(以上1989年)、マジェスティックトゥエルブ、ルナーク、スペースガン(以上1990年)etc.

↑「フィッター」(1981年) © TAITO CORPORATION 1981

↑「パックマン」(1980年)と同じく、レバー1本のみの「ニブラー」(1983年) © TAITO CORPORATION 1982

↑「アルカノイド」(1986年) © TAITO CORPORATION 1986

↑大ヒットし、続編も制作された「バブルボブル」(1986年) © TAITO CORPORATION 1986

↑配色・シルエット採用の「ファイティングホーク」(1988年) © TAITO CORPORATION 1988

↑タイトーが日本での販売権を獲得した「バッグマン」(1982年、バラドン) © 1982 VALADON AUTOMATION
セガ=ジャンプバグ(1981年、開発元=ROCK ORA)、アリババと40人の盗賊、スーパーロコモーティブ、モンスターバッシュ、ペンゴ、ザクソン(以上1982年)、ヤマト、シンドバッドミステリー、ティップタップ(以上1983年)、アッポー(1984年)etc.

↑セガ初のナムコフォント使用の「ジャンプバグ」(1981年) © SEGA CORPORATION 1981

↑番外編1 アルファベット(ラテン文字)のみ「ホッピングマッピー」フォントの「SDI」(1987年) © SEGA CORPORATION 1987
コナミ=ジ・エンド(1980年)、フロッガー、スクランブル(以上1981年)、スーパーコブラ、タイムパイロット、ジャングラー(以上1982年)、ジャイラス(1983年)、サーカスチャーリー(1984年)etc.

↑「スクランブル」(1981年) © 1981 KONAMI DIGITAL ENTERTAINMENT

↑ナムコフォント初のグラデーションの「ジャイラス」(1983年) © 1983 KONAMI DIGITAL ENTERTAINMENT
ジャレコ=チェックマン(1982年)、ピンボ(1984年)

↑ジャレコ初のナムコフォント採用の「チェックマン」 © 1982 JALECO LTD.

↑ジャレコのナムコフォント採用第2作目となった「ピンボ」 © 1984 JALECO LTD.
任天堂=シェリフ(1979年)、スペースファイヤーバード、レーダースコープ(以上1980年)、ドンキーコング(1981年)、ドンキーコングJr.(1982年)、マリオブラザーズ、ドンキーコング3(以上1983年)

↑任天堂初のナムコフォント使用の「シェリフ」(1979年) © NINTENDO 1979

↑家庭用ビデオゲーム機(Wii、ニンテンドー3DSなど)の人気者・マリオのデビュー作となった「ドンキーコング」(1981年) © NINTENDO 1981
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日本物産株式会社=ローリングクラッシュ&ムーンベース(1979年)、ムーンクレスタ、クレイジークライマー(以上1980年)、五目並べ、ムーンシャトル、フリスキートム(以上1981年)

↑日物初のナムコフォント採用の「ローリングクラッシュ(「ヘッドオン」(セガ)の亜流作品)&ムーンベース(「スペースインベーダー」(タイトー)の亜流作品)」(1979年) © 1979 NIHON BUSSAN CO.,LTD

↑日本語の文字採用の「ムーンクレスタ」(1980年) © 1980 NIHON BUSSAN CO.,LTD

↑番外編2 ゼビウスフォントに近い「テラクレスタ」(1985年) © 1985 NIHON BUSSAN CO.,LTD
アイレム=アンドロメダ、スペースビーム、IPMインベーダー(以上1979年)、ムーンパトロール、ジッピーレース、パンチングキッド(以上1982年)、10ヤードファイト(1983年)、アーケードビデオゲーム版ロードランナー、スパルタンX(以上1984年)etc.の1980年代前半作品に多数使用

↑アイレム初のナムコフォント採用の「アンドロメダ」(1979年) © IREM SOFTWARE ENGINIEERING INC.

↑「ジッピーレース」(1982年) © IREM SOFTWARE ENGENIEERING INC.
新日本企画(現・SNKプレイモア)=サスケVSコマンダー(1980年)、サタンオブサターン、バンガード、ファンタジー(以上1981年)、ラッソ、パイオニアバルーン(以上1982年)etc.初期作品に多数使用

↑日本語の文字採用の「サスケVSコマンダー」(1980年) © 1980 SNK PLAYMORE CORPORATION

↑カタカナ採用の「ヴァンガード」(1981年) © 1981 SNK PLAYMORE CORPORATION
データイースト(現・G−MODE)=プロゴルフ、プロテニス、バーガータイム、ミッションX、空手道、バーニンラバー、プロサッカー、スクラムトライetc.の1980年代前半作品に多数使用

↑大ヒットし、ナムコが家庭用ビデオゲーム機(ファミコンソフトとして)初移植を実現させた「バーガータイム」(1981年) © G-MODE
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オルカ=リバーパトロール(1981年)、ザ・バウンティ、スカイランサー、スプリンガー、ファンキービー(1982年)etc.全作品

↑大ヒットし、オルカの代表作となった「リバーパトロール」(1981年) © ORCA
テーカン(現・コーエーテクモゲームス)=ガズラー(1982年)、センジョウ(1983年)、ボンジャック、ピンボールアクション(以上、1984年)、ピンボールアクション(1985年)

↑テクモの前身・テーカン時代の作品で使用されたフォントはほとんどナムコフォントだった。左から「ガズラー」(1982年)、「センジョウ」(1983年)、「ボンジャック」(1984年)、「ピンボールアクション」(1985年) © TECMO KOEI GAMES CO.,LTD.

↑ナムコフォント使用最終作となった女の子が出てくるカジノポーカー「ラブリーカード」(1985年)、次回作「スターフォース」以降は独自のフォントを採用するようになった。 © TECMO KOEI GAMES CO.,LTD.

↑番外編3 「グロブダー」のフォント使用の横スクロールシューティング「シルクウォーム」(1988年) © TECMO KOEI GAMES CO.,LTD.
カプコン=ひげ丸(1985年)、トップシークレット(1987年)

↑カプコン作品で唯一、完全なナムコフォントを使用した「ひげ丸」(1985年) © CAPCOM CO.,LTD. 1985

↑ナムコフォントをアーミー調にアレンジされた、左から「戦場の狼」(1985年)、「セクションZ」(1985年)、「闘いの挽歌」(1986年) © CAPCOM CO.,LTD. 1985,1986

↑切れ目がなくなり、ナムコフォントに近い「トップシークレット」(1987年) © CAPCOM CO.,LTD. 1987

↑番外編4 「ファイネストアワー」のフォントに類似の「バース」(1992年) © CAPCOM CO.,LTD. 1992
テクノスジャパン(現・ミリオン)=スクランブルエッグ(1983年)、ビッグプロレスリング(1984年)etc,

↑大ヒットし、ナムコが家庭用ビデオゲーム機(ファミコンソフトとして)初移植(「タッグチームプロレスリング」として)も実現させた「ザ・ビッグプロレスリング」(1983年、開発元=テクノスジャパン(現・ミリオン)、販売元=データイースト(現・G−mode)) ©株式会社ミリオン
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セイブ開発=功夫大君(1984年)

↑セイブ開発で唯一、ナムコフォント採用の「功夫大君(かんふーたいくん)」(1983年) ©1984 SEIBU KAIHATSU INC.

↑番外編5 あの「ゼビウス」のフォントが他社作品にも進出!「スティンガー」(1983年)、中には隠れナムコフォントも健在。 ©1983 SEIBU KAIHATSU INC.

↑番外編6 あの「ゼビウス」のフォントが他社作品にも進出!「サイオン」(1984年) ©1984 SEIBU KAIHATSU INC.

↑番外編7 あの「ゼビウス」のフォントが他社作品にも進出!ゼビウスフォントが初めて影付きで登場の「ウィズ」(1985年) ©1983 SEIBU KAIHATSU INC.

↑番外編8 あの「ゼビウス」のフォントが他社作品にも進出!「バギーチャレンジ」(1984年) © TAITO CORP. MCMLXXXIV
NEOGEO=ビューポイント(1992年)、ギャラクシーファイト(1995年)

↑1990年代に入り、SNKは新システム基板&家庭用ビデオゲーム機・NEO GEO(ねおじお)を発表し、ビデオゲーム機初のグッドデザイン賞を受賞。 その後、他社からのサードパーティーも始まり、多くの大ヒット作を生み出した。その中でNEO GEO初のナムコフォント採用作品になった「ビューポイント」(1992年、サミー工業) © SAMMY 1992

↑作品独自のフォントが続き、NEO GEO久々のナムコフォント採用作品になった「ギャラクシーファイト」(1995年、サン電子) © 1995 SUNSOFT
NEO GEOは(株)SNKプレイモアの登録商標です。
その他=クラッシュローラー(1981年、クラール(現・ADK))、ドリームショッパー(1982年、サンリツ(現・シムス))、マウサー(1983年、UPL)、キングオブボクサー(1984年、ウッドプレイス)、ミスタージャン(1983年、キワコ)、スカイアーミー(1982年、ショーエイ)、美少女戦士セーラームーン(1995年、バンプレスト)etc.

↑麻雀と「ペンゴ」(セガ)を合体した「ミスタージャン」(1983年、キワコ) © 1983 KIWAKO CO.LTD

↑「パックマン」(1980年)と同じく、レバー1本のみの「クラッシュローラー」(1981年、クラール(現・ADK)) © ADK

↑UPL(1991年倒産)で唯一のナムコフォント採用の「マウサー」(1983年) © UPL 1983

↑番外編9 ゼビウスフォントに近いフォント。UPL(1991年倒産)は「ノバ2001」「忍者くん」以降全ての作品にこのフォントを採用。 左から「ノバ2001」、「忍者くん」(以上、1984年)、「ぺんぎんくんWARS」(1985年) © UPL LIMITED 1984-1985

↑番外編10 グロブダーフォント採用の「オメガファイター」(1989年、UPL)。© UPL LIMITED

↑ボタンを押してパネルをめくる「ドリームショッパー」(1982年、サンリツ(現・シムス)) © SIMS

↑女の子を操作しながら警官につかまわないように画面上のコインを取っていく「パックマン」タイプの「ストリーキング」(1981年、ショーエイ) © SHOEI 1981

↑日本の伝統的テーブルゲームでもある「将棋」がビデオゲームになった(1982年、アルファ電子)!数字のみナムコフォントで一部の漢字や濁音記号「゙」付きひらがな(カタカナ)文字も8×8ピクセルでアレンジされている。 © SNK PLAYMORE CORPORATION

↑戦闘ヘリコプターを操作し、敵軍の橋を破壊し(パート1)、味方軍基地へ向かい(パート2)、味方の軍の基地へ向かう橋を作っていく(パート3)シューティング「スカイアーミー」(1982年、ショーエイ) © SHOEI 1982

↑ボクシングゲーム「キングオブボクサー」(1984年、ウッドプレイス) © 1984 WOODPLACE

↑左はネズミを操作し、画面上の食べ物(りんご・魚・肉・ナス・キノコ)を巣へ運んでゆく「ファニーマウス」(1983年、中央リース)、右はタンクシューティングゲーム「プログレス」(1984年、中央リース) © CHUO.L.H.CO.,LTD.

↑ナムコが家庭用ビデオゲーム機(ファミコンとして)への初移植(「スーパーチャイニーズ」として)を実現させたカンフーアクション「チャイニーズヒーロー」(1984年、タイヨーシステム(現・カルチャーブレイン)) © 1984 CULTURE BRAIN
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↑タイトーが販売権を取得した元祖対戦格闘「北派少林飛龍の拳」(1985年、日本ゲーム(現・カルチャーブレイン)) © 1985 CULTURE BRAIN

↑ニューヨークやお台場にある銅像・自由の女神をバックにしたシューティング「ニューヨーク・ニューヨーク」(1980年、シグマ電子) © 1980 SIGMA ENT.INC.

↑いろいろな蜘蛛が出てくるシューティング「スパイダー」(1981年、シグマ電子) © 1981 SIGMA ENT.INC.

↑「アサルト」と同様、ボタン付きツインレバーで自機を操作するヨコスクロールシューティング「マーズ」(1981年、アーティック) © ARTIC ELECTRONICS 1981

↑メイズアクション「デビルフィッシュ」(1982年、アーティック)。追いかけてくるモンスターをトラップで足止めして捕まえ、家へ戻すと、デモンフィッシュが閉じ込められているパネルが1枚開かれ、全てを開けるとステージクリア。 また、お魚爆弾を設置し、追いかけてくるモンスターを成長させることもでき、高得点のチャンスも。 © ARTIC ELECTRONICS 1982

↑アラビアンナイトを題材としたアクションシューティング「ニューシンバット7」(1983年、ATW) © 1983 ATW

↑「ギャラクシアン」「ギャラガ」「マッピー」と同じく、2方向レバー+1ボタン採用の天井に飾っているさくらんぼを取るのを目指す「ミスター・クーガー」(1983年、ATW/フナイ) © 1983 ATW

↑アイスホッケーを題材としたアクションゲーム「ホッカー」(1983年、EME)。一部の文字を除き、ほとんどがナムコフォント © 1983 EASTERN MICRO ELECTRONICS,INC.

↑ナムコフォントは日本製のほか、米国製でも採用。左はスパークを交わしながらフィールドに散らばったターゲットを回収し、一度通った道は二度と通れなくなる「Mr.TNT」(1983年、TELKO)。右はアヒルもどきを操作し、迷路上に散らばっているたまごっちを打ち落とすアクションシューティングの「EGGOR(エッガー)」(1983年、TELKO) © 1983 TELKO

↑これも米国製で目玉もどきを操作し、迷路上に散らばったターゲットを打ち落とす全8ステージからなるアクションシューティング「アイズ」(1982年、テクスター) © 1982 DIGITREX TECHSTAR

↑海岸を舞台に、いろいろな対戦ゲームが出てくる「そこぬけ対戦GAME」(1995年、サミー工業) © 1995 SAMMY INDUSTRIES CO.,LTD.

↑お客さん全員をゴールまで運んでいくタクシーがビデオゲームになった!「タクシードライバー」(1984年、メーカー不明)

↑「ローリングサンダー2」にわりと近いアクションシューティング「ラフレンジャー」(1988年、Sun-A、米国作品)

↑1990年代に放送された人気アニメのアーケードビデオゲーム化。”平成版「スケバン刑事」”こと、「美少女戦士セーラームーン」(1995年、バンプレスト)
そのグラフィックデータから発見された未使用フォント ©Naoko Takeuchi/Kodansha,Toei Animation Corp. ©NBGI
中には、「ゼビウス」「グロブダー」「ホッピングマッピー」「サンダーセプター/U」「ドラゴンスピリット」「ファイネストアワー」etc.の作品独自のフォントも多数ある。では、フォントミュージアムをお楽しみください。

1979年




↑ボムビー


↑ギャラクシアン





↑キューティQ

1980年


↑パックマン


↑キング&バルーン


↑タンクバタリアン


↑ラリーX

1981年


↑ニューラリーX




↑ワープ&ワープ


↑ギャラガ


↑ボスコニアン


↑ミズ・パックマン

1982年


↑ディグダグ


↑ポールポジション


↑スーパーパックマン


↑ゼビウス

1983年


↑マッピー


↑パック&パル


↑Jr.パックマン


↑ポールポジションU


↑フォゾン


↑リブルラブル

1984年


↑ギャプラス


↑ドルアーガの塔


↑パックランド


↑グロブダー

1985年


↑ドラゴンバスター


↑ディグダグU





↑メトロクロス



↑バラデューク


↑モトス


↑スカイキッド

© NAMCO BANDAI GAMES INC.

制作:QTQ 禁・無断転載・改変・二次使用

PART II

ATARI

CAPCOM

DECO

IREM

JALECO

KONAMI

NICHIBUTSU

NINTENDO

ORCA

SANRITSU

SEGA

SNK

TAITO

TECHNOS

XEVIOUS

GROBDA

DRASPI