「NOTICE」のナゾ
The Mystery Of "NOTICE"

最近のナムコのビデオゲームの電源を入れたときに、この英文が出るのをご存知ですか?実はこれ、このアーケードビデオゲームを利用するとき並びに作品の著作権保護対策の注意事項なんです。 今まで、ナムコのアーケードビデオゲームの電源を入れたとき、画面いっぱいにでたらめなフォントがウジャウジャ出てきました(「サンダーセプター」「3DサンダーセプターU」除く。「ギャプラス」「メトロクロス」「ホッピングマッピー」「イシターの復活」はテストモードに入るときのみ)。決して、故障ではありません。1987年に発表された「妖怪道中記」から採用されたシステムT基板の実現により、電源を入れたときのでたらめなフォントは廃止されました。その代わりに、「NOTICE」という英文のメッセージのような画面が出てきます。一部を訳したところ、「これは日本仕様ですよ。」という意味だそうです。それから、このビデオゲームの海賊版を防ぐためでもあります。思えば1980年代前半、近くの駄菓子屋さんに「ドンキーコング」(任天堂)が置かれていた頃、よくプレイしたのですが、実は、「ドンキーコング」の海賊版にあたる「クレイジーコング」だったのです。1983年11月頃、TVのニュースや新聞で「クレイジーコング」が報道され、「ドンキーコング」を任天堂から許可なしに、海賊版の「クレイジーコング」を制作し、全世界のゲームセンターに置かれていたのがバレたのです。つまり、任天堂の著作権を侵害したのです。その2年後の1985年、国会で、法律の改正案が提出され、著作権法にも、コンピュータ・プログラム(パソコンソフト、ビデオゲーム)も入れることになったのです(1986年施行)。これにより、ビデオゲームの海賊版は壊滅されたのです。この「NOTICE」は、1987年に発表された「ブレイザー」以降から使用されております(「ベラボーマン」「爆突機銃艇」「フォートラックス」「ウィニングラン」etc.一部の作品を除く)。みなさんも著作権を大切に。


↑「NOTICE」画面(「ブレイザー」の起動時)。


↑電源を入れると、画目全体にいろいろなフォントがたくさん出てきますね。(^_^)
一番上の左から「ボムビー」「ギャラクシアン」「キューティQ」「パックマン」「キング&バルーン」「タンクバタリアン」「ラリーX」「ミズ・パックマン」「ニューラリーX」「ワープ&ワープ」 「ギャラガ」「ボスコニアン」「ディグダグ」「ポールポジション/U」「スーパーパックマン」「マッピー」「Jr.パックマン」「パック&パル」「フォゾン」「リブルラブル」「ドルアーガの塔」「パックランド」 「グロブダー」「ドラゴンバスター」「ディグダグU」「バラデューク」「スカイキッド」「トイポップ」「源平討魔伝」「ローリングサンダー」「ワンダーモモ」の各作品の起動画面。



↑普段は電源を入れても見ることができないが、 ゲームモードからテストモード(難易度・初期残数・エクステンド各設定やコントロールパネル・サウンド各チェックに使用されるモード)に入るときのみ、画面全体にいろいろなフォントがたくさん出てきます。
一番上の左から「ギャプラス」「メトロクロス」「ホッピングマッピー」「イシターの復活」の各作品のゲームモードからテストモードに入るときの画面。


↑「イシターの復活」のテストモードで左のレバーを右上、右のレバーを左上に入力しながら(サウンド番号=11、FM番号=3)、サービススイッチを押すと「A」で「©1986namco」を形どった画面が現れる。 これは当時多発していたアーケードビデオゲームのコピー防止対策だった。


↑電源を入れた時のNOTICE画面。
作品によって、「NOTICE」だけが赤くなったり(点滅したり)、右下に「CREDIT」の表示あり、文章が全てセンタリング、クレジット表示「© 1989 NAMCO LTD.」ありといろいろあります。
一番上の左から「クエスター」「パックマニア」「ファイナルラップ」「ギャラガ’88」「プロ野球ワールドスタジアム」「アサルト」「メルヘンメイズ」「オーダイン」「メタルホーク」 「プロテニスワールドコート」「スプラッターハウス」「未来忍者」「フェイスオフ」「フェリオス」「ロンパーズ」「ブラストオフ」「ワルキューレの伝説」「ダートフォックス」「ワールドスタジアム’89開幕版」 「ファイネストアワー」「バーニングフォース」「デンジャラスシード」「ワールドスタジアム’90」の各作品の起動画面。とくに、「メルヘンメイズ」の起動画面で、「SALE(販売)」が「SAVE(保存)」となっておりますね。(^_^)



↑番外編として、上=ナムコキャラ続々登場の「ティンクルピット」(1993年)の起動時の「NOTICE」画面。
下は「コズモギャング・ザ・パズル」(1992年)の起動時の「NOTICE」画面(日本仕様、左)と同作品のデモ中に見られるFBIの紋章。「勝者は麻薬を使わない」と描かれているそうです。
FBIもビデオゲームの著作権保護管理をしております(米国仕様、右)。

 

僕が知っている海賊版を出したことがあるナムコのビデオゲームリスト

海賊版タイトル オリジナルタイトル
ムーンエイリアン ギャラクシアン 1979
ザ・ハングリーマン パックマン 1981
ギャラッグ ギャラガ 1982
ネビュラスビー ギャラガ 1981?
ジグザグ ディグダグ 1982
ゼビオス ゼビウス 1983
バトルズ ゼビウス 1983
トップポジション ポールポジション 1983

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